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2010年05月06日

パラドールへようこそ! 第10回(2)

カナリア諸島の二つめのパラドールはスペイン領土最南端に位置するエル・イエロ島の、アフリカ洋を臨むパラドールの紹介です。

10.PARADOR DE EL HIERRO
パラドール正面入口.JPG

このエル・イエロという島は自然いっぱいでとても素朴な島。道路もオフロードが多く、それほど開発が進んでいません。島までの道のりは長いですが、まるで時空を跳び越して、はたまた、時計のねじを巻き戻して、どこかパラダイスに迷い込んだかのようです。

この島はとても風が強くて、島の木々が強風にむき出しにさらされ続けて、最後には押し倒されて「くの字」に曲がってしまいます。くの字に曲がったその空間の高さは人間が入れるほどあり、私たち大人の身長の高さぐらいあります。
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カナリア諸島は火山島。つまり、火山灰のビーチなので、白い砂浜ではなく黒っぽい灰色のビーチが続きます。自然そのままの砂浜はきらきらと輝いています。いつのまにか開放的な気持ちなって思わず自然の中に戻ってしまいそうな・・・
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パラドールの部屋はすべてアフリカ洋を臨むことができます。部屋のドアを開ければ、目の前に大海原が見えます。夜になると真っ暗の大海原から打ち押せる波音だけが聞こえてきます。しーんと静まった夜を迎えることでしょう。
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宿泊客は夜になるとベランダで波の音を聞きながら本を読んだりしながら、静かな夜を過ごし・・・翌早朝は部屋から水平線から昇る日の出を臨むことができるでしょう。

写真1 パラドール正面入口
写真2 自然のなせる業
写真3 輝くビーチ
写真4 アフリカ洋を臨むパラドール

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2010年03月07日

パラドールへようこそ! 第9回(1)

第九回目からはカナリア諸島(LAS ISLAS CANARIAS)のパラドールを4回シリーズでご紹介します。カナリア諸島は7つの島からなる火山島です。西側に位置する4つの島にあるパラドールを順番に紹介したいと思います。

9. PARADOR DE LAS CAÑADAS DEL TEIDE
第1番目はスペイン国内で海抜の最も高い山テイデ山(EL TEIDE)の中腹にある山小屋風パラドールの紹介です。エル・テイデという火山の標高は3718m。日本の最高峰である富士山より数百m高いです。カナリア諸島はスペインの南、アフリカ洋に浮かぶ火山の噴火によって形成された島々。溶岩の噴出から成るテイデ山のおよそ2200mの場所で、このあたりは平原となっており、テイデ国立公園内にパラドールはあります。国立公園内にある唯一の宿泊施設です。
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カナリア諸島は一年中気温20℃前後で、いわば常春。最低気温15℃、最高気温24℃。ビーチは一年をとおして観光客で賑わっています。しかし、スペイン最高峰のテイデ山頂上は万年雪。そして、海岸線に下りるとそこはパラソルやデッキチェアや日光浴や海水浴客でいっぱい。
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テイデ国立公園の中はずっとお天気が良くて、いわば雲の上にいるような感じ。オレンジ色に染まる夕焼けの雲海が見下ろせます。まさに360度のパノラマの絶景が存分に楽しめます。
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山を下りれば、太陽は熱くビーチで日焼け。その一方、山を登れば、室内では暖を温めてすっかり冬。日本からカナリア諸島へ行くのは遠いですが、この島では1日のうちに、様々な体験ができる、絶対お薦めしたいパラドールです。

写真1 パラドール全景
写真2 テイデ山の頂上から
写真3 ビーチ
写真4 テイデ国立公園
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2010年01月25日

パラドールへようこそ! 第8回

第八回目は、前回に引き続いて、アンダルシア地方の世界遺産都市であるコルドバ市郊外にあるパラドールの紹介です。

8.PARADOR DE CÓRDOBA “La Arruzafa”

このパラドールはメスキータで世界的に有名なコルドバの郊外にあります。メスキータを最初に建設したウマイヤ王朝のアブドゥル・ラフマーン1世の避暑地として利用された別荘地跡に位置しています。建物は近代的に改装されており、コルドバ旧市街へは車が必要です。その一方で、コルドバ市内が一望できる最高の場所にあるので、コルドバ市内の夜景を宿泊しているベランダから存分に楽しむことができます。
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アンダルシア地方にはスペインがイスラム勢力に支配されていたレコンキスタ時代の歴史的遺産が多く残されています。コルドバのメスキータはグラナダのアルハムブラ宮殿と同様に世界的重要な歴史的遺産と言われています。756年、アブドゥル・ラフマーン1世がコルドバで即位し、ウマイヤ王朝が誕生し、スペインはウマイヤ王朝に支配される運命を辿ります。当時、首府コルドバは「西方の真珠」といわれ、人口50万人の中世ヨーロッパにおいて憧れの大都市だったそうです。メスキータは最初からイスラム教寺院ではなくキリスト教の大聖堂だったのですが、アブドゥル・ラフマーン1世によってイスラム教大寺院に改築されました。その後、何度か改築されました。

コルドバで開花したイスラム文化の最高の結晶であるメスキータは、2万5000人もの人々が一堂に会して礼拝を行なうことができたそうです。711年から1492年まで約800年間スペインはイスラム勢力の支配下に屈しました。中世ヨーロッパにおいて華々しく繁栄したコルドバ。その一方で最後の砦であったグラナダのアルハムブラ宮殿はカトリック両王により滅ぼされ、イスラム支配は終結を迎えます。メスキータの中にはいると、レコンキスタ時代に繰り広げられた昔の歴史の大ロマンの光景が想像できるかもしれません。

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コルドバの食事で有名なのがアラブ風とアンダルシア風をミックスした料理でSalmorejo cordobés (コルドバ風トマト仕立ての冷たいポタージュ)。アンダルシア地方の代表的料理であるガスパッチョがありますが、少し似ているかもしれません。ガスパッチョはいろいろな生の野菜を賽の目に切る点が違います。薄く切ったフランスパンと一緒に食べたり、少しオリーブオイルをかけて食べたりします。
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写真1 パラドールからの眺望
写真2 メスキータ入口
写真3 メスキータ内部
写真4 サルモレッホ(Salmorejo)
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2009年12月11日

パラドールへようこそ! 第7回

第七回目は¡Felices Navidades! メリークリスマス

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今年も2009年最終月。そろそろ2009年も終わり。スペインでは12月24日のクリスマスから1月6日の主の公現の祝日(イエスが三人の博士の礼拝を受けた日)まで、イエス・キリストの生誕のお祝い休暇です。因みに、スペインでは子供たちはサンタからプレゼントはもらえず、1月5日の夜に三博士からプレゼントをもらう習慣があります。

7.PARADOR DE GRANADA “SAN FRANCISCO”
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おそらくこのパラドールは日本で最も有名であり、泊まってみたいパラドールのひとつではないでしょうか?もう既に宿泊をされてご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

15世紀に建築されたイスラム建築様式のサンフランシスコ修道院を改修してパラドールとして現在使用されており、アルハンブラ宮殿の敷地内にあります。日本ばかりでなく、世界中から観光客が訪れるため、こちらの予約はなかなか難しいです。個人でご利用の場合は半年以上前から予約が必要かもしれません。

スペイン国内の観光地で世界的にも有名なグラナダのアルハンブラ宮殿。実に精巧に描かれた幾何学模様やライオンの噴水などとても幻想的な世界に誘われます。
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アンダルシア(Andalucía), アルハンブラ(Alhambra),アルカーサル(Alcázar)などに代表されるように「A」から始まるスペイン語の地名や名詞はアラビア語の影響を受けた証です。アンダルシアはアラビア語でスペインを意味し、アルハンブラは赤い城(城郭)を意味し、アルカーサルは要塞を意味するといわれています。当時、城砦の役割として小高い丘に城が建築されたそうです。赤色の由来はレンガ色の赤と夕日に赤く染まるからとも・・・
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写真1 グラナダ市庁舎のクリスマス飾り
写真2 パラドールの入口
写真3 アルハンブラ宮殿のモザイク模様
写真4 アルバイシンの見晴台から
posted by 広島スペイン協会 at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | パラドール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

パラドールへようこそ! 第6回

第六回目はスペインの聖週間(復活祭)に因んだパラドールの紹介です。

PARADOR_DE_ZAMORA.jpgそろそろ春本番。卒業式、入学式、新社会人、桜などなど、日本の春は華やかです。スペインの春は聖週間(Semana Santa)から春になる、と云われます。歴史的にそして伝統的にも生活習慣の中に溶け込んでいるカトリック関係行事。春といえば、キリストの復活を祝う聖週間です。中国の旧暦の正月と同様に、毎年カレンダーにより異なりますが、この聖週間はだいたい3月後半から4月半ばまでの間に訪れるようです。因みに、今年は4月5日から12日までが聖週間となり、学校は春休みです。


6.PARADOR DE ZAMORA “CONDES DE ALBA Y ALISTE”
このパラドールは15世紀の地元有力貴族の邸宅でした。この建物の特徴はルネッサンス建築様式が現状保存されていることです。特に有名なのはルネッサンス様式のパティオだと言われています。

GALERIA_DE_PARADOR.jpgZAMORA(サモラ)という中世時代に繁栄した都市は、カスティーリャ・レオン州にあり、サモラ県のキャピタルです。大学都市で有名なサラマンカから高速道路で北へ約60キロ離れており、ポルトガルとも国境を接しています。12、13世紀に建築されたロマネスク様式の教会やカテドラルが旧市街のいたるところに見られ、14個の教会が現存しており、地元の人々たちによって今日も使用されています。



IGLESIA_ROMANICA.jpgスペインでは、聖週間(Semana Santa)のときキリストの復活を祝うため、日本のお祭りでよく見かける山車のようなものを担ぎ、街中を行進します。十字架にかけられ処刑されたキリストと、十字架から引き下ろされ惨めな姿の息子イエス・キリストに涙を流しながら抱きかかえる聖母マリアを台の上に乗せた行列(Procesión de Semana Santa)が街の中を歩きます。この地は、聖週間(Semana Santa)に観光客がもっとも多く訪問し、町が最高に賑わう都市としても有名です。


JAMON_IBERICO.jpg最後に、宗教的行事とは全く関係ありませんが、Zamoraのそばにはデゥエロ川が流れており、スペインの中でも有数の美味しいワインの産地であるリベラ・デ・デゥエロ(Rivera de Duero)がすぐそばです。その中でも、原産地呼称トロ(D.O. Toro)のワインは最高で、また、イベリコ豚の生ハムの原産地呼称ギフエロ(D.O. Guijuelo)産のハモン・イベリコも近く、地元の美味しい赤ワインとハモンも十分に楽しむことができます。


写真1 ルネッサンス様式の中庭
写真2 パラドールの廊下
写真3 ロマネスク様式の教会の入口(正面玄関)の装飾彫刻
写真4 イベリコ豚の生ハム(Jamón ibérico de D.O. Guijuelo)
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2009年01月01日

パラドールへようこそ! 第5回

第五回目は「パラドールで年越し」の話題です。

日本では華やかなクリスマスですが、カトリック国であるスペインでは、キリスト誕生日を祝福するクリスマス(Navidad)はとても静かで家族と共に家で過ごすのが伝統的習慣。繁華街でクリスマス・イルミネーションも見られますが、教会や市庁舎などあちこちで、キリストが生まれた日の様子や星に導かれてやってくる三人の博士やイエスが生まれた厩などを再現するベレン(Belén)のミニチュア版が展示され、コンクールが催され、なかなか力作・秀作が多く見られます。

クリスマスが終わると、人々はクリスマスのバケーションへと旅立ちます。そして、滞在先で盛大に年越しを祝って大騒ぎをしながら、新年を迎えます。

4.PARADOR DE NERJA
写真1 Parador de Nerjaアンダルシア地方の地中海に面した素晴らしい眺望が自慢のネルハのパラドールを紹介します。このパラドールは近代的な建物で歴史的建造物ではありませんが、古くからヨーロッパ人たちの避暑地であった地中海を見下ろす高台に立っています。マラガから地中海の海岸線に沿って東へ約50キロ。すぐ近くに白い家で有名なフリヒリアーナ(Frigiliana)の村もあり、人気の観光スポットとなっています。

日本では12月31日は大晦日、スペインでは大晦日の夜はノーチェ・ビエッハ(Noche vieja)と言います。大晦日は夜通し盛大な年越しのパーティが行なわれ、新年を祝います。

写真2 パーティーのテーブルの席表パラドール主催のニュー・イヤーズ・イブ・パーティには、全ての宿泊客が出席します。年末年始はスペシャルパックの予約しかありません。テーブルの割り振りはパラドール側でセッティングされていて、出席される方々の中にはロングドレスやらタキシードをお召しのご夫婦も多く見られます。テーブルに着くまで食前酒やライブ音楽を楽しみながらの歓談、その後、テーブルへ着席、料理が順番にサービスされ、それからアトラクションです。


午前零時のカウントダウンにタイミングを合わせるようにパーティは進行します。スペインではカウントダウンのときに葡萄を食べる習慣があります。スペイン人は宵っぱりが多くて、新年明けてから、本格的にエンジンが全開のムード。

写真3 地中海から初日の出写真4 元旦の朝食翌日、元旦の朝、地中海の水平線から朝日が昇りました。初日の出です。ここはまったく日本人ですが、初日の出を見ながら、おもわず手を合わせて拝みました。それから、ルームサービスの朝食をベランダでいただきました。
ラベル:スペイン
posted by 広島スペイン協会 at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | パラドール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

パラドールへようこそ! 第4回

第四回目は、バスク地方にあるHondarribiaのパラドールを紹介します。10月18日からスペイン協会主催のスペインツアーで、フランス国境のすぐそばにある小さな海岸の町オンダリビアのパラドールに一泊することになっています。このパラドールは10世紀に建てられた城。城壁の中の一番高い見晴らしの良い場所にあります。


4.PARADOR DE HONDARRIBIA “EL EMPERADOR”
Parador de Hondarribiaもっともフランスに近い小さなパラドールです。オンダリビアという地名、これはスペイン語(カステジャーノ)で言えば「Onda」、「波」から由来しています。つまり、波というのは海を表しています。ですから、海沿いの町となります。





海岸での午後のひととき
このビーチの向こう側はフランス、そんなちょっと日本では味わえないような不思議な雰囲気があります。フランスに近いので、スペイン南部のアンダルシア地方とは風景も通りすがりの人たちもかなり違います。因みに、こちらのビーチはトップレスが多いので、海水浴シーズンは、もしかしたら、少しドキドキするかもしれませんね。



パラドールとしての規模は比較的小さくて、レストランでサービスできるのは朝食のみ。朝食はパラドールご自慢のパティオでゆっくりとお楽しみ。有名な歴史的観光地もありません。過ごし方は夏ならビーチで日光浴とシエスタが一番でしょう。

ピンチョス「イカ墨のコロッケ」(Croqueta negra de su tinta)
バスク地方はスペイングルメたちの憧れの場所。この辺りはいわば「料理の鉄人」級の有名シェフたちを輩出しており、ミシェラン☆つきレストランも点在して、まさに美味しいエリアです。また、目抜き通り一本だけのダウンタウンでお散歩がてらにピンチョス巡り。ビーチで飽きたら、ダウンタウンに繰り出し、バルでピンチョスをつまむのもお薦めです。



パティオ
時には非日常的な時間を過ごすのもよろしいのでは?オンダリビアのパラドールはいつもと違う贅沢な時間の過ごし方を教えてくれるかもしれません。しばし時間を忘れて中世のお城へタイムトリップしてはいかがでしょうか?



写真1 Parador de Hondarribia
写真2 海岸での午後のひととき
写真3 パティオ
写真4 ピンチョス「イカ墨のコロッケ」(Croqueta negra de su tinta)
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2008年07月16日

パラドールへようこそ! 第3回

第三回目は、カスティーヤ・レオン州にあるLeónのパラドールを紹介します。カスティーヤ・レオンといえば、現在、当協会で実施されているスペインワイン教室でのワイン。この州の南西部にあるボデガ(ワイナリー)からのワインもありますね。また、レオンといえば、サンチャゴの巡礼の道の重要な都市。ここには、ステンドグラスで有名なカテドラルがあることで有名です。また、ガウディの建築物もレオン市内の中心部にあります。
写真2-パラドールの正面玄関(夜のイルミネーション)

3.PARADOR “HOSTAL SAN MARCOS” LEÓN
写真1-カテドラル
このパラドールはスペイン国内にあるパラドールの中でも、もっとも人気のある憧れのパラドールのひとつと言えるかも知れません。5星デラックスの超豪華な、まるで博物館がそのままホテルになったようです。ぜひ一度はスペインの素敵な思い出にお薦めしたいパラドールの一つです。


カスティーヤ・レオンはスペインでもっとも有名な女王の一人である、イサベル女王の出身地。彼女は1492年、スペイン国内全土を統一しました。そして、スペイン黄金時代の幕開け。パラドールに使用されているこの歴史的建造物は、「El Monasterio de San Marcos」と言われ、当時は病院および宿泊施設としても使用されていました。16世紀に建設が開始され、まさにスペイン黄金時代の当時を象徴するかごとく巨大で豪華な建築様式が使用されています。内部の素晴らしいインテリアや調度品などもぜひご覧いただきたいです。
写真3-パラドール内部

以前に、ガウディがカタルーニャ州以外に建築した作品が3箇所あることを紹介しましたが、前回に続いて、2つ目がレオン市内中心部にあるカサ・ボティネス(CASA BOTINES)。現在は、カハ・エスパーニャ(Caja España)銀行が所有しています。建物の中に入って見学することができます。最後の作品は、レオンの次の巡礼の地となるアストルガ(Astorga)に建築された枢機卿の館(Palacio Episcopal)です。レオンからおよそ西に48キロのところにあります。ですが、実際には、この館に枢機卿は住んだことはなかったということです。現在は、巡礼の道の博物館として使用されています。
写真4-ガウディの建築物「Palacio Episcopal」

写真1 カテドラル
写真2 パラドールの正面玄関(夜のイルミネーション)
写真3 パラドールの内部
写真4 ガウディの建築物 「Palacio Episcopal」
posted by 広島スペイン協会 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | パラドール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月16日

パラドールへようこそ! 第2回

 先月開催されたスペイン協会の総会でも少し触れましたが、今年はスペイン協会主催のスペイン旅行が実施される予定です。「広島スペイン協会だからできるスペイン旅行」を目指してただ今計画中です。第2回目は、北スペインに位置しスペインでもっとも美しい街のひとつに数えられているカンタブリア州・Santillana del Marのパラドールを紹介します。

2.PARADOR DE SANTILLANA GIL BLAS
写真1
 このパラドールはスペイン北部のほぼ中央に位置するSantillana del mar という村にあります。中世時代より栄えた街並がそのまま保存されています。この村の名前には3つの嘘が隠されていると言われていて、「No es santa, llana, ni tiene el mar.」つまり、聖人も平野も海もないのに名前にはそれら3つが全てあることになっていて、この村はちょっと不思議な名前を持っています。

写真2
 この地は、教会の聖職者らが政治的権力を掌握していた頃、国の直轄地として栄えました。現在は国によって保存地区に指定されています。パラドールとして使用されている建物は17世紀から18世紀の領主の館をホテルに改築されたものだそうです。この保存地区の中をそぞろ歩きするだけで非常に趣があり、スペイン人たちもよく訪れる人気の高い観光地です。

写真3
 また、ここから車で数分のところに「アルタミラの洞窟」があります。旧石器時代の彩色された牛の壁画は世界的に有名です。さらに、ここから車で10分ほど海岸線をドライブすると、アントニオ・ガウディの建築物を見ることができます。ガウディの作品はカタルーニャ州を除き州外には3箇所しかありません。そのうちの1箇所がComillasという村です。きっとガウディのファンの方なら必見でしょう!!

写真4

写真1 パラドールの主玄関
写真2 Santillana del Marの保存地区
写真3 アルタミラの洞窟の博物館前
写真4 ガウディの建築物 「El Capricho」

*Santillana del Marには、パラドールが二つあります。ご紹介したパラドールともう一つはParador de Santillanaです。両者とも向かい同士で、Parador de Santillanaにはレストランやバルがないので、Parador de Santillana Gil Blasで食事ができます。Parador de Santillanaは地元カンタブリア州の大地主の豪邸を改築した建物が使用されています。
ラベル:スペイン
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2008年04月06日

パラドールへようこそ!

皆様、はじめまして。

このたび、パラドールを紹介するコーナーの新設に伴い、パラドールの案内係をさせていただくこととなったスペイン協会の古田と申します。
スペインの田舎を通して、もっと地方色豊かな多様性に富んだスペインの素顔を紹介できればと、がんばっていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

写真1

スペイン国内に保存されている古城や宮殿など歴史・文化的建築物をホテルに改装することから始まったパラドール。会員の皆様の中には、パラドールに宿泊されたことのある方も多くいらっしゃると思います。いまやスペイン全土に90箇所も点在する国営宿泊施設であるパラドールはスペイン観光の重要な役割を果たしています。

第一回目は日本のみならず、スペイン国外でも、よく知られているパラドールのひとつであるトレドのパラドールの紹介です。

1.PARADOR DE TOLEDO CONDE DE ORGÁZ

世界遺産として登録され、「街全体が博物館」と呼ばれるトレド。かつては中世のスペインの首都として繁栄したトレド。長い歴史の中でユダヤ教、イスラム教、キリスト教の三つの文化が交じり合いながら、築かれた古都トレド。そして、スペイン黄金時代に代表される画家、エル・グレコゆかりの地としてもあまりにも有名なトレド。トレドのパラドール(Parador de Toledo Conde de Orgáz)はトレドの旧市街から少し離れ、小高い丘の上に立っています。パラドールからトレドの町全体が一望でき、特に、バルコニーから眺めるトレドの夜景は最高です。トレドはマドリッドから南へ約70キロにあり、比較的交通が便利なので、日帰り観光で十分かもしれません。ですが、ぜひ一度、ここのパラドールを予約し、夜のライトアップされたトレドの街を堪能され、幻想的な姿で訪れる人々を魅了するトレドとともに、ゆっくりと刻まれる時間の流れを楽しまれてはいかがでしょうか?

写真2 写真3 写真4

*パラドールに冠された ”CONDE DE ORGÁZ” は、エル・グレコの最高傑作のひとつである「オルガス伯爵の埋葬”El entierro del Conde de Orgáz”」に因んでいます。写真4をご参照ください。

写真1 パラドールの主玄関
写真2 トレドの全景
写真3 トレドの夜景(パラドールから)
写真4 「オルガス伯爵の埋葬」を所有するサント・トメ教会入り口
posted by 広島スペイン協会 at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | パラドール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする